わたくしは今愛知県の岡崎市で
- 筋トレ
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- 体操(バク転)
あとは東海エリアで水泳を教えていますが、どの種目、どのスポーツであっても大切なことが『体の連動・協調』だと感じています。
連動・協調言われてもピンと来ない方も多いと思いますし、わたくしも昔は体の使い方というのが分かっているようで全然分かっていませんでした。
大学4年の時、長崎県代表として国体に出場しましたが、その時はマネージャーだったので自分で時間を見つけて練習していました。
時間がない自分としては、大学生よりもマスターズなど、時間がない中で結果を出している人に速く泳ぐ方法を聞きたいと思い、
中京大学のOBである通称「スタートの人」の石井諒さんに連絡を取り、何を意識しているかアドバイスを求めたところ、返ってきた答えが「コーディネーション」を高めるというもので、
わたくし、その時に初めてコーディネーションという言葉を聞き、そこからコーディネーション力を高める第2の人生がスタートしたという感じです(嘘)。
前置きが長くなりましたが、今回の記事では「コーディネーション」について超ざっくりまとめたのでポイントを抑えてみてください。
コーディネーションの7つの能力
コーディネーションには7つの能力があります。
体の協調を意識して欲しい時などに「コーディネーションを意識して〜」という言葉を使いますが、正しくは「コーディネーションの中の連結を意識して〜」が正しいみたいです。
各能力を見ていきましょう。
定位
どんな能力 | 相手やボール等と自分の距離を性格に把握する能力 |
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感覚 | 視覚・聴覚 |
簡単なトレーニング | キャッチボール、目を閉じて歩く |
水泳とはあまり関係なさそうですが、ターン時の壁との距離感はこの能力になるかと思います。
反応
どんな能力 | 合図にすばやく反応する能力 |
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感覚 | 視覚・聴覚 |
簡単なトレーニング | 指の方向に動く、手の合図で立つ、ペン落とし |
スタートのリアクションタイムはこれですね。
識別
どんな能力 | 手足、用具などを精密に操作する能力です。 |
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感覚 | 筋感覚 |
簡単なトレーニング | リフティング、ドリブル、ゴミ箱シュート |
スカーリングや巻き足などの水感はこの能力だと思います。
リズム化
どんな能力 | 動きを真似したり、イメージ通りに動く能力 |
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感覚 | 視覚・聴覚、筋感覚 |
簡単なトレーニング | ジャグリング、スキップ |
6ビートやバタフライなどタイミングを合わせるときに使う能力です。
トップ選手はモノマネ能力が高いと言われるので、個人的にはこの能力は超重要だと思います。
バランス
どんな能力 | 不安定な体勢でもパフォーマンスを発揮する能力 |
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感覚 | 平衡器、筋感覚、触覚 |
簡単なトレーニング | バランスボール、目を閉じて片足立ち(10秒) |
水泳は地に足が付いていない不安定な状態なので、バランス感覚は大切ですね。
変換
どんな能力 | 状況に合わせて動きを切り替える能力 |
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感覚 | 視覚・聴覚、筋感覚、触覚 |
簡単なトレーニング | 中当て(3人ドッヂボール) |
水泳にはあまりこの能力は使われなさそうな気もしますが、リレーの引き継ぎなどだと使われているような能力な気がします。
この能力のトレーニングに関しては人数が欲しいですね。
連結
どんな能力 | 関節や筋肉をタイミングよく同調させる動き |
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感覚 | 筋感覚、視覚 |
簡単なトレーニング | 前転ジャンプ、V字腹筋 |
エントリーとキックのタイミングを合わせるときに使われる能力で、「リズム化」と似ているところがありますね。
以上が7つの能力でした。
子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖
今回の記事は
「子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖」髙橋宏文
の本を参考に書かせてもらいました。
大学時代に知ったコーディネーショントレーニングですが、わたくしもまだまだできていない部分が多いので今後も修行の日々になります。
小さいお子さんをお持ちの方や、まだコーディネーションに関して知らない方は内容がとても簡単なのでぜひ一度目を通してみてください。