水泳用語・知識

水泳の練習メニューで使われる練習強度について

みなさん練習お疲れ様です!

コーチから提示されるメニューに全力で取り組むことは素晴らしいことですね。

そのコーチから提示されるメニューに「EN1」や「AN2」などよくわからん英語の表記があることありませんか?

まぁ、そのままでも問題なく練習はできるとは思うんですけど

どうせならちゃんと理解して取り組んだ方が練習の効率も上がって、コーチの狙いも把握できるものです。

なのでこの記事では練習メニューに記載されがちな「練習強度」の意味について解説していきたいと思います。

練習強度のカテゴリー

よく使われるだろう練習強度の表記を載せておきます。

A1 アップ・ダウン程度のスピード【ゆったり】
EN1 A1とEN2の間の強度
EN2 1500m程度のスピード
EN3 400m程度のスピード
AN1 100m程度のスピード
AN2 50m程度のスピード
AN3 25m程度のスピード

たぶんこんな感じだと思います。

  • EN系は有酸素運動
  • AN系は無酸素運動

他の表現があれば勉強のためにぜひ教えてください。

それではこの表現の具体的な強度について説明していきます。

A1(Aerobic)エアロビック

強度 心拍数:120以下
目的 血流促進、乳酸除去

メニュー例:400mSKPS、300mKS

S→スイム
K→キック
P→プル

EN1(Endurance1)エンデュランス1

強度 心拍数:140以下
目的 持久力の向上

長く泳いでも脈拍が上がらないペースで行うことが重要です。

わたくしはめちゃんこ苦手です。

メニュー例:800mプル

EN2(Endurance2)エンデュランス2

強度 心拍数:160以下
目的 スピード持久力の向上

ある程度脈拍は上げますが、爆上がりしてはダメです。

25秒で泳げる人がそこそこ頑張って、50m8本45秒サイクルを30〜35秒で泳げるイメージ。

ですかね?

EN3(Endurance3)エンデュランス3

強度 心拍数:180以下
目的 ハイスピード持久力の向上

脈が上がってもスピードを維持し続けられるための練習。

めちゃくちゃキツいです。

ここの練習はAN系の練習とごちゃごちゃしてきます。

呼吸は止めないように頑張ってください。

メニュー例:100m×8本 1分10秒サイクル

AN1(An-aerobic1)

強度 心拍数:MAX
目的 イメージ:100mの後半

しんどさ80%程度の強度ですかね。

メニュー例:50m×6本1分30秒サイクル

AN2(An-aerobic2)

強度 心拍数:MAX
目的 イメージ:レーススピード

試合レベルのスピード

50mから100mの前半程度のイメージです。

メニュー例:50m×4本 10分サイクル

AN3(An-aerobic3)

強度 心拍数:MAX
目的 イメージ:25m〜50m

とにかくめちゃめちゃ速く泳いでください。

メニュー例:50m×3本 20分サイクル

心拍数の測り方(簡易的)

練習中に測る方法として一番用いられている方法は、首または手首に指を当てる方法です。

Apple Watchなどのスマートウォッチで脈拍を測ることは可能ですが、手首での計測は濡れていると誤差が大きいため、個人的には不正確だなと感じました。

胸に巻くタイプのものが一番正確に測ることができるみたいですが、「そこまでやらなくてもいいかな」という気持ちの方がほとんどかなと思うので、手動で測る方法を練習中に取り入れてみてください。

(一応リンクは載せておきますが、使ったことはありません)

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ゆーじ
マスターズ世界1位、アジア1位などトップレベルのスイマーが所属するマスターズチーム【Excalibur】です!このブログはメンバーの「ゆーじ」が運営しています! 各SNSにて水泳やトレーニングに関する有益情報を発信中!チェックしてみてください!愛知県、大阪府を中心にパーソナルレッスンのご依頼も承ります。